公務員の福利厚生が充実している理由を考察してみた

公務員

こんにちは!まーくんです!

前回の記事でご紹介した「公務員の良いところ」を執筆するにあたって、「なぜこんなにも恵まれた福利厚生があるのだろう」と疑問に思ったため、今回はそれについて私個人の意見をまとめまて考察してみました。

結論から言うと、消耗するからです。

消耗する??なにが?って感じだと思うので、詳細に解説していこうと思います。

それではいきましょう!!

公務員の仕事はみんなやりたい??

公務員の仕事はみんなやりたい??

そもそも、皆さんは公務員の仕事を心の底からやりたい!って思うでしょうか?

福利厚生とかそういった魅力は別として、単純に公務員がやっている仕事をやりたい!って思うかどうかということです。

資本主義の社会構造を理解している人であれば、心の底からやりたいって思う人は少ないと思っています。

それは、営利目的の民間企業が解決できる社会問題の範囲、水準を超えた問題を我々公務員が対処しているからだと考えます。

言葉は悪いですが、行政じゃないと対応できないようなものが押し付けられるため、最後の受け皿的な感じだと思います。

例)

  • 大規模災害時の対応
  • 限界集落のインフラ整備、維持
  • 年金や生活保護の支給
  • 訳の分からないことを言うクレーマー対応 など

こういっただれもやりたがらないような仕事をする上に、ビジネスの観点から言うと利益が全くでない仕事だとも言えます。

そんな仕事でも人のためだと思ってやりたいと思いますか?

ほとんどの人がやりたくないと思いますし、私は絶対にやりたくありません。

でも誰かがやらないといけない。じゃあどうするか?公務員に任せようってなる訳です。

やりたくない仕事をやっている公務員の現状

やりたくない仕事をやっている公務員の現状

前項のとおり、公務員は任せられた誰もやりたくない仕事をやらなければなりません。

ですので、表面上は「やりがいのある仕事です!」って言っていても、内心では相当我慢していると思います。

つまり、消耗しているということになります。

体力、精神、時間などを消耗しながら仕事をする訳です。

私が勤める職場では、毎年数人がうつ病になるため県庁全体で考えると相当数のうつ病患者がいると考えられます。

正直こんな環境はおかしいですよね?でも、これが公務員の現状です。

なぜ、こういった状況になるのか?それは下記の理由が考えられます。

  • みんな真面目すぎる →適度にサボれない
  • 仕事の責任が重く、失敗が許されない →常にプレッシャーがかかる
  • 悪質なクレーマーが多い →精神と時間を消耗する
  • 同調圧力がすごい →心のそこからやりたいことができない
  • 職場にも家にも居場所が見つけられない →相談相手がいない

上記に挙げたように、ただでさえ消耗する仕事をしているのにも関わらず、適度なはけ口を見つけられないため、ずっと体力、精神、時間を消耗していくのです。

解決策

解決策

こういった環境で働く人達が健康的に元気よく働いてもらうために、充実した福利厚生があると考えられます。

イメージ的には下記のループです。

仕事で消耗→休息→回復→仕事で消耗

これらのループが壊れてしまうと、

仕事で消耗→仕事で消耗→仕事で消耗→心身に異常が出る

という流れになってしまいます。

現状私が働いている組織はこの壊れたループで働いている人が多いように感じています。

そういった背景から、管理職の方々が積極的に休暇を取るように声を掛けたり、残業を減らせるように、無駄な仕事をやめる、見直すといった施策をとっています。

まだまだ、始まったばかりですが、今後少しずつ良くなっていくように願いたいです。

まとめ

今回は公務員の福利厚生が充実している理由を自分なりに考えて考察してみました。

簡単に言うと、公務員の仕事は想像以上にハードワークで、人生の貴重な資源を消耗するものだから、充実した福利厚生がないと身が持たないということでした。

いかがでしたでしょうか?充実した福利厚生に目がくらんで、肝心の仕事内容について理解していないと入ってから苦労することになります。

また、今現在、公務員として働くあなたこそ、こういった構造に気づき、福利厚生を充分に活用できれば、公務員として生きることの最適解になるのではないでしょうか?

逆にこの構造に気づかず、自分の資源を消耗するだけの日々を過ごしていると、遅かれ早かれいつか崩壊してしまいます。

この記事を読んだあなたは、公務員の福利厚生が充実している理由を身の回りにも教えてあげてください。そうすれば、一人でも多くの人が心身ともに健康的な生活できると思います。

今回の記事をここまで読んでいただき、ありがとうございました!感想などコメントいただけると嬉しいです。

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