こんにちは!まーくんです!
土木公務員を目指す学生へ
「土木公務員の年収を知りたい。」「行政職(事務職)と年収の違いはあるの?」「土木系民間企業の平均年収も知りたいな。」
こういった疑問にお答えします。
この記事を書いている私は、土木公務員(県庁)歴6年です。
土木公務員として年間約40件程度の工事や委託業務を担当してきました。
土木公務員を目指す方にとって、実際の年収はどれぐらいもらえるのかと気になるのではないでしょうか?
本記事では、土木公務員の年代別年収、行政職(事務職)との年収の違い、土木系民間企業の年収をご紹介していきたいと思います。
また、私の今までの年収と月収についても包み隠さず公開していきます。
それではいきましょう!
土木公務員の年収は??
結論から言うと、土木公務員の平均年収は約630万円です。
なお、土木公務員と一般行政職(事務職)での年収の違いはありません。
ただし、一般行政職の方が管理職のポストが多いため、出世する確率は高いと言えるでしょう。
出世すると少なからず報酬額にも影響が出てきます。
これから、高卒公務員と大卒公務員の年代別平均報酬をまとめていきます。
※平均月収から賞与4.4ヶ月分、年収16.4ヶ月分として算出しています。あくまで参考値です。
高卒公務員の年代別平均報酬まとめ
以下の表は、高卒公務員の年代別、平均報酬をまとめたものとなります。
公務員年代別平均報酬(高卒)
年齢 | 年収(円) | 月収(円) | 賞与(円) |
18〜19 | 2,533,947 | 154,506 | 679,826 |
20〜23 | 2,803,826 | 170,965 | 752,246 |
24〜27 | 3,265,322 | 199,105 | 876,062 |
28〜31 | 3,713,206 | 226,415 | 996,226 |
32〜35 | 4,198,121 | 255,983 | 1,126,325 |
36〜39 | 4,790,407 | 292,098 | 1,285,231 |
40〜43 | 5,375,722 | 327,791 | 1,442,280 |
44〜47 | 5,856,292 | 357,091 | 1,571,200 |
48〜51 | 6,143,292 | 374,591 | 1,648,200 |
52〜55 | 6,348,079 | 387,078 | 1,703,143 |
56〜59 | 6,508,208 | 396,842 | 1,746,104 |
大卒公務員の年代別平均報酬まとめ
続いて、大卒公務員及の年代別、平均報酬をまとめたものとなります。
年齢 | 年収(円) | 月収(円) | 賞与(円) |
18〜19 | 2,568,240 | 156,600 | 689,040 |
20〜23 | 3,087,054 | 188,235 | 828,234 |
24〜27 | 3,407,231 | 207,758 | 914,135 |
28〜31 | 3,863,561 | 235,583 | 1,036,565 |
32〜35 | 4,350,132 | 265,252 | 1,171,508 |
36〜39 | 4,892,890 | 298,347 | 1,312,726 |
40〜43 | 5,527,751 | 337,058 | 1,483,055 |
44〜47 | 6,000,973 | 365,913 | 1,610,017 |
48〜51 | 6,355,754 | 387,546 | 1,705,202 |
52〜55 | 6,622,598 | 403,817 | 1,776,794 |
56〜59 | 6,862,776 | 418,462 | 1,841,232 |
高卒公務員と大卒公務員の違い
上記の表のとおり、大卒公務員の方がどの年代でも年収が高いことが分かります。
公務員は年功序列制でかつ学歴がものを言うため、やはり大卒で経験年数が長いと、年収も高い傾向にあります。
出世スピードも大卒公務員の方が早い傾向がありますが、高卒公務員でも優秀な方はそれなりのポストまで出世できます。
しかし、部長のようなトップになる方は大卒公務員しかいないようです。
また、私が働いている県庁の土木職は、大卒の方は本庁に配属される回数が多く、高卒の方は出先事務所に配属される回数が多いように感じています。
ちなみに私は、入庁6年目の大卒公務員ですが、2場所とも出先事務所です。
なお、本庁配属でも出先配属でも給与は変わりません。仕事内容が変わるだけです。
まーくんのリアルな年収を公開
ここでは、私のリアルな年収を公開していきたいと思います。
年齢 | 年収(円) | 月収(円) | 賞与(円) |
23 | 3,249,606 | 179,200 | 521,920 |
24 | 4,004,787 | 187,200 | 833,040 |
25 | 4,196,088 | 195,500 | 869,974 |
26 | 3,982,509 | 202,400 | 880,440 |
27 | 4,059,216 | 209,400 | 910,890 |
28 | 4,559,821 | 222,700 | 1,002,150 |
24歳と25歳の時の年収が多くなっている理由として、残業時間です。多い時は、月100時間程度残業したことがあり、年平均でいくと月45時間ぐらいだったかと思います。
26歳で人事異動があり、次の場所では大幅に残業時間が減ったため、年収も減りました。
ですので、基本給は上がっているのに、年収は下がっているという状態になっています。
なお、この年収の内訳は、基本給、残業代、家賃手当、交通費等が含まれています。
実際はこれが額面の給与であり、ここから税金等が引かれますので、現在の手取りは大体20万あるかないかぐらいです。
残業をたくさんやっていた頃は手取りで30万ぐらいありました。
若手公務員が稼ごうと思ったら、残業をたくさんするという選択肢しかありません。
土木系民間企業の平均年収
こちらでは、代表的な土木系民間企業であるゼネコンと建設コンサルタントの平均年収を紹介します。
土木公務員と比較してみてください。
ゼネコン
土木系民間企業の代表といえば、ゼネコンがあります。ゼネコンとは、設計から施工まで全てを担う総合建設業者のことを言います。
ゼネコンと一口に言っても、規模感によって平均年収は変わってくるようです。
具体的にはスーパーゼネコンで1,000千万超え、準大手ゼネコンで800〜950万、中堅ゼネコンで750〜950万という並びになっています。
上場企業の平均年収が約600万と言われていますので、ゼネコンの平均年収はかなり高い部類に入ります。
なぜ、こんなにも平均年収が高いのか?その理由は以下のとおりです。
- 他業種と比べ平均年齢が高い
- 残業が桁違いに多い
- 危険性が高い仕事
土木系で高年収を目指すなら、ゼネコンは必然的に選択肢として考えるべきでしょう。
建設コンサルタント
一つ一つがオーダーメイド製品である、土木構造物を作るためには、構造計算や綿密な施工計画などを詳細に詰めて、図面を描く必要があります。
こういった業務を専門とするのが、建設コンサルタントです。
建設コンサルタントにも、全国に支店を持つ総合コンサルタントであったり、地方に特化したコンサルタントなど規模感が違いますし、得意とする分野も違います。
そんな建設コンサルタントの平均年収は600〜700万のようですが、大手では800万を超えてくるようです。
こちらも他業種と比較すると年収が高い傾向にあります。その理由は以下のとおりです。
- 残業が桁違いに多い
- 専門性が高い
- 公共事業と関連性が高く、仕事が無くならない
ゼネコンのような現場仕事はしたくないけど、高年収が欲しいという方には良いかもしれません。
まとめ
本記事では、土木公務員の年収、土木系民間企業の年収をそれぞれ紹介しました。
土木系の職種の中では、土木公務員が年収は低いことが分かったかと思います。
土木業界自体、基本的にどこも人手不足で、残業が多く、激務の環境だと思います。
そのため、他業種と比較すると年収は高い傾向にありますが、プライベートな時間が取りにくいです。
プライベートな時間を犠牲にお金をたくさん稼ぎたいのか、お金はそこそこでプライベートを重視するのか、これらは人によって違うと思います。
今現在、土木系で就職したいと考えている学生の方は、「将来自分がどうなっていたいのか?」を考えて就職活動することをおすすめします。
今回の記事は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございます!
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